Allegro MicroSystems, LLC が新しい高電圧 (600 V) BLDC MOSFET ゲート ドライバ IC を発表

8月 08, 2013
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ハイブリッド、電気自動車、48 V アプリケーション向けに設計

マサチューセッツ州ウースター – Allegro MicroSystems, LLC が、新しい高電圧 (600 V) の BLDC MOSFET ゲート ドライバ IC のリリースを発表しました。この新しいデバイスは、ハイブリッド電気自動車の高電圧モータ制御や 48 V の自動車用バッテリ システム (電子制御パワー ステアリング、A/C コンプレッサ、ファン、ポンプ、ブロワーなど) 向けに設計されています。A4900 は、非自動車用途の高電圧工業および商用アプリケーション向けにも提供されます。

Allegro の A4900 には、広範囲にわたる N チャネル IGBT スイッチや MOSFET 電源スイッチを駆動する 6 個のゲート ドライブが搭載されています。これら 6 個のゲート ドライブのうち、3 つは高電圧ハイサイド ドライブ、他の 3 つはローサイド ドライブです。ハイサイド ドライブは最大 600 V まで絶縁されており、高ブリッジ (モータ) 電源電圧による動作が可能です。ハイサイド ドライブはブートストラップ コンデンサを使用して、N チャネル FET に必要な電源ゲート ドライブ電圧を提供します。各 FET は、3.3 V または 5 V のロジック システムと互換性のある TTL ロジック レベル入力により制御することができます。

単一電源入力が、ゲート ドライブ電源とブートストラップ コンデンサ荷電源を供給します。単一電源からの内部レギュレータが、供給される電源電圧よりも低い、論理回路用の内部電圧を供給します。A4900 には内部モニタが搭載され、アクティブ時にハイサイドとローサイドの両方の外部 FET のゲート ソース電圧が 9 V を確実に超えるようにします。

A4900 に対する制御入力が、多くのモータ制御アプリケーションに適した柔軟性に富むソリューションを提供します。各ドライバは、独立した PWM 信号によって駆動することができ、台形ドライブおよび正弦ドライブを含む、あらゆるモータ励起手法の実装が可能です。内蔵の診断機能により、不足電圧、温度過昇、電力ブリッジ障害が表示されます。これらを構成すると、短絡が発生した場合に電源スイッチを保護することができます。詳細な診断情報はシリアル データ ワードとして利用可能です。

A4900KLQTR-T は、44 リード QSOP (末尾は ‘LQ’) パッケージで提供されています。