A1232: 高感度 方向検知タイプ速度センサー ホールIC with TPOS(True Power-on State)

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Description

Top Features

A1232は車載や工業用途などの過酷な環境下でも対応する、高感度かつ温度安定性を持つ磁気センサーデバイスで、磁石ロータベースの速度および方向検出システムに理想的な製品です。その内部には、2つのバイポーラホール素子が正確に1.63mmの間隔で配置されています。磁石ロータを用いたアプリケーションにおいてお互いに90°異なる直交位相の出力となります。内部ロジックのデジタル信号処理によって、速度と方向情報としてOUTPUT AとOUTPUT Bピンから出力されます。

A1232は高性能ブラシレスモーターの整流用途に適しています。その2つのホール素子は半導体製造工程において1um内の誤差で配置されており、高い位置精度を要求されるアプリケーションに最適です。また本製品はTPOS(True Power-on State)機能を持っており、起動直後の磁気強度がBop/Brpの閾値未満であっても内部検知および出力をします。このため、起動直後の検知不備がある場合と比較して検知誤差を低減することができます。

アセンブリ後の工場出荷時プログラミングにより感度と磁界の閾値が調整されます。この調整により、磁界感度と閾値の低温度ドリフト性が保たれます。
Allegroの特許である高周波チョッパー安定化技術によって内部の各チャネルのオフセットをキャンセルし、内部信号のSN比を向上させます。また、この技術により動作温度と電圧範囲にわたって安定した動作と業界トップのジッター性能を実現しています。

A1232は内部レギュレータで動作するため、広い入力電圧レンジを持ちます。8ピンTSSOPの表面実装型パッケージ(LE)で提供され、-40℃から150℃の広い温度範囲で使用でき、リードは100%スズメッキ製で鉛フリー、ROHS対応となっております。

  • 磁石ロータの速度と方向検知センサー
    • 2つのバイポーラホール素子を1チップに内臓
    • TPOS(True Power-on State)機能により、起動直後でも検知可能
  • 優れた温度安定性
  • 内部レギュレータ動作により、3.3V~24Vまでの広い電源電圧レンジ
  • 高感度、高対称性の磁界閾値
  • 車載グレード対応
    • 高信頼性
    • ESD素子内臓
    • 高EMC耐性
    • 出力ショート保護機能
    • バッテリー(電源)逆接続保護
    • -40℃~150℃動作保証

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